有茎種ではないものは、古い葉を取り除きます。10月以降、気温の低下とともに新しい葉っぱが出ている場合、それ以前の葉っぱを落とします。古い葉っぱと新しい葉っぱは色が違うので一目瞭然です。もちろん古い方が緑が濃く、新しい方が鮮やかで薄いです。
古葉取りについては以下のページを参考にしてください。
★★クリスマスローズの古葉取り
なぜ古い葉を取るのか?というと、古い葉っぱは弱っていて、そこから病害虫にやられやすいってことと、古い葉っぱがあることで、活力のある「新しい葉っぱ」に日光が当たらなくなるのを防ぎ、また、古い葉っぱがあることで風通しが悪くなるを防ぐためです。古い葉を整理することで花が綺麗に見える。
古い葉っぱは光合成をしているので、切るのはもったいないと考える人もいる。
古い葉っぱを根元からハサミで切ります。古い葉っぱは全部切り取ってください。ハサミで切り取ってください。できるだけ「キレのいい」ハサミで切りましょう。キレの悪いハサミだと、茎を押しつぶすことになって、そこが傷んで、病気になることもあります。
もう一つ大事なのは「清潔なハサミ」を使うことです。
クリスマスローズにはウィルス病があります。ウィルス病は葉っぱに斑点が出たり、縮れたりする病気で、いずれは弱って枯れます。ウィルス病には治療方法がありません。予防は「感染しないようにする」以外にはありません。で、その感染する経路が「使いまわしたハサミ」ってことが多いのです。ウィルス病に感染した植物を切った後にクリスマスローズを切ると一発で感染します。使用する前はガスコンロなどで炙って消毒してから使用します。
また、ウィルス病に感染している株は見つけ次第、廃棄します。できれば周囲の土を広めに掘って廃棄します。感染した株にちょっとでも触れたら感染しますから、気を付けてください。
●アブラムシがウィルス病を広げる。アブラムシは他の場所の他の植物からウィルス病を運んでくる。アブラムシは見つけ次第、捕殺し、薬剤を散布する。